低体温のことがよくわかるサイト

低体温の人の平熱は何度?

低体温の人は平熱が低い!

 

突然ですが、みなさんは自分の平熱が何度かご存知でしょうか?
「37度以上だと“熱がある”ってことだから…36度くらいじゃないのかな?」

と答える方が多いのではないかと思います。

 

しかし!
全ての人の平熱が36度なのかといえば、決してそうではありません。

子供の平熱は高めですし、お年寄りの平熱は低め。
また、人によっても平熱が違っているのです。

 

とはいえ、平熱が低いのは身体にとって、非常にリスキー!
体温が1度下がると免疫力が30%低くなるともいわれ、

病気にかかりやすくなってしまいます。
また、新陳代謝も落ちてしまうので、美容の面でも良くないんですよ。

 

しかし、最近、平熱が低い=低体温の方が増えているんです。
低体温とは、平熱が35度台のこと。

 

自分では気づいていないかもしれませんが、
あなたも、もしかしたら低体温なのかもしれませんよ!?

 

自分にとって何度以上が“発熱”なのか見極めるためにも、
自分自身の平熱を知っておくことはとても大切なことです。

 

そもそも体温って何?

 

平熱が低い“低体温”の方もいれば、平熱が高い方もいますが、
そもそも体温にはどんな意味があるのでしょうか?

 

健康な日本人の平熱は、平均36.89℃とされています。
約37度ですね。

 

学校で習ったと思いますが、私たち人間は“恒温動物”ですので、
1日のうちの体温変化はほぼ1℃以内におさまるようになっています。

つまり、周りの環境が変わっても、体温はほとんど変化しません。

 

これに対して、爬虫類や両生類、魚類は“変温動物”と呼ばれ、
周囲の温度変化に合わせて体温が大きく変動します。

 

恒温動物は食べ物から摂取した栄養をエネルギーに変えて運動していますが、
運動に使われなかったエネルギーは“熱”になるんです。

この“熱”が、体温の維持にとって非常に重要なんですね。

 

寒い時、身体がブルブル震えるのは、筋肉を動かして熱を作りだし、
体温を上げようとしているためなんです。

逆に暑い時に汗をかくのは、余分な熱を外に逃がして体温を下げるため。

 

これらの温度調節は、脳の一部である“視床下部”が司っており、
体温を常に一定に保つようにコントロールされています。

 

平熱の低い“低体温”の方は、この体温コントロールにちょっと問題アリ!
脳が身体を守る仕組みにズレが生じているといっても過言ではないのです。

 

ちょうど良い体温は?

上述した通り、日本人の平均的な平熱は約37度。
一般的に、健康な人の平熱は36.5度〜37.1度と言われています。

37度=発熱と誤解されている方も多いかもしれませんが、
37度は健康的な体温なんです!

 

では、なぜ平熱は37度が理想的なのか?
ここでも、先ほど述べた食事の問題が関わってきます。

 

食べ物から摂取した栄養をエネルギーに変換する仕組みを“代謝”といいますが、
この代謝も一種の“化学反応”。

化学反応は温度が高いほど活発になりますので、
体温(=平熱)が高いほど代謝は活発になるんです。

 

つまり、食べ物から効率よくエネルギーを取り出すことができるというわけ!

 

「それなら、40度でもいいんじゃないの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし平熱は高いほどいいというわけではないんです。

 

私たちの身体を構成する細胞は、
42℃を超えると正常に機能できなくなってしまいます。

最悪の場合、生命を脅かす危険性も…。

 

その点、約37度という体温は、代謝も活性化し42度にも届かず…
最適な温度といえるのです。

酵素の働きも、もっとも活発な温度なんですよ◎

 

「なんだかいつも寒い」
「手足が冷える」

「太りやすい」
…そんなあなたは、低体温の可能性大!

身体がエネルギーを作り出す仕組みが、うまく機能していないのかもしれません。
重大な病気になってしまう前に、1日も早く低体温を改善しましょう。