低体温の原因とは
ストレスは低体温の原因
「ストレスは万病の元」とはよく言われますが、
実は、低体温の大きな原因の一つにもなり得るんです。
健康な人の平熱は約37度ですが、過度のストレスを受け続けると、
体温を調整する機能に狂いが生じます。
例えば、職場の人間関係や仕事のプレッシャーで
精神的なストレスを感じ続けた場合や、
毎日エアコンが効きすぎた部屋で過ごしている場合、
食事バランスや睡眠時間がバラバラの生活を送り続けた場合…等々。
このようなストレスは、
「身体自身が自分の健康を保とうするチカラ」を著しく低下させる原因になります。
その結果の一つとして、低体温という症状があるのです
自律神経のバランスが低体温の原因?
既に述べたように、私たちの身体には、
自分で自分を守ろうとする働きが備わっています。
この働きの一つに、“自律神経のバランス”があります。
この自律神経とは、「交感神経」と「副交感神経」から構成されるもの。
交感神経は、活発に(アグレッシブに)活動している時に優位になるのに対し、
副交感神経はリラックスしている時に働く神経です。
私たちの身体は、この二つの神経がバランスよく働くことで
様々な病気から守られているわけですが、
いずれかの神経が過度の緊張状態に置かれてこのバランスが崩れてしまうと
血流障害が起こり、低体温を引き起こす原因となるのです。
具体的には…
■交感神経が過度に緊張した場合
白血球内の“顆粒球”と呼ばれる成分が過度に増加してしまいます。
そして、この顆粒球が死滅する際に大量の活性酵素を発生させるため、
血液を酸化させてしまうのです。
これがドロドロ血の原因になり、
結果として血液の循環を悪くさせてしまうというわけ!
■副交感神経が過度の緊張した場合
血管が拡張し、血流そのものは良くなります。
しかし、血管の幅が広くなっても血液の量自体は変わらないわけですから、
やがて流れは滞るようになってしまいます。
結果、血行が悪くなり低体温の原因となるのです。
日常生活の中で低体温の原因を探す
このように、ストレスは自律神経の働きを狂わせるため、
血液の流れが滞る原因になります。
血行が悪いと、手足が冷える“冷え性”になりがちですが、
実際、低体温に悩む人の中には冷え性の方が多いのです。
「私はストレスなんて感じていない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
人間の身体は正直なもの。
あなたが「感じていない」と思っていても、身体はしっかり感じているのです。
例えば、日常生活の中で低体温の原因を探してみると…
●運動不足
筋力が低下するため、熱を作りだす力も低下してしまいます。
「筋トレしなさい」とは言いませんが、毎日のちょっとした時間を利用して
適度なストレッチを行うことをオススメします。
●栄養不足
過度なダイエットをしていませんか?
身体の中で熱を作りだすためには、食物からの栄養摂取が必須!
無理な食事制限は、低体温の原因となり、基礎体温を低下させます。
ダイエットどころか肥満の原因になりますのでご注意★
良質のたんぱく質をしっかり摂って、筋肉に栄養を与えてください。
●睡眠不足&不規則な生活
夜更かししていませんか?
私たちの身体には、
「日が昇れば起きて活動し、日が沈んだら眠って休む」
…という生体リズムがプログラミングされています。
これに背いた生活を続けることは、自律神経のバランスを崩す原因にもなります。
●身体の冷やす食材・飲み物
身体を冷やすような物ばかり好んで食べたり飲んだりしていませんか?
…と言っても、
「冷たい物をガブ飲みしている=身体を冷やす」と思ったら大間違い!
白砂糖、カフェイン、南国のフルーツ&野菜には身体を冷やす作用があるのです。
温かいココアやコーヒーは、
本当の意味では身体を温めているとは言えないんですよ★
オススメは白湯!身体が芯から温まりますし、水分の補給にもなります。