低体温を改善して血液サラサラに
低体温の人は血液がドロドロ?
“ドロドロ血”って、想像しただけで嫌〜な感じですよね(汗)。
粘度の高いドロドロした血液が
体内を流れているところを想像するだけで、気分が悪くなります。
「私は太ってないし、血液はサラサラしているハズ」
なんて他人事のように思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
とんでもない!
血液がドロドロなのは、
「メタボ、メタボ」と馬鹿にされているオジサマばかりではないのです。
最近増えている“低体温”の方も、
血液がドロドロになりやすい傾向があるんですよ。
体温が低いというだけで血液がドロドロになってしまうなんて、
にわかには信じがたいのですが…。
血流障害が血をドロドロにする
ところで、血液はどのような過程を経て
ドロドロになってしまうのでしょうか?
ここからは、ちょっと難しいお話になります。
私たちの身体は、なんと約60兆個という膨大な数の細胞で構成されており、
それぞれの細胞が約60%の水分を保っています。
なぜ細胞が平均して60%の水分を保持していられるのかというと、
細胞の内外で“−75mV”の電位差があるからです。
ちなみに、細胞の内側はマイナス、外側はプラスの電荷を持っています。
ところが、外から何らかのストレスが加わるとこの電位差に狂いが生じます。
こうなると、細胞から大切な水分が奪われてしまうわけですが、
この水分の中には
細胞が活動するために必要不可欠な栄養分が豊富に含まれています。
これらを失って細胞の電位差が低下してしまうと、
細胞Aの外側にあるプラス電荷と、
細胞Bの外側にあるプラス電荷が反発しあう力も弱くなり、
細胞同士がくっつきやすくなってしまいますよね?
その結果、血液がドロドロになりやすくなってしまうというわけ!
細胞に糖を送りこむことで失われた電位差を回復させることができますが、
血液がドロドロになって血流障害を起こしている状態では
酸素も栄養分もうまく輸送することができません。
こうして、負のスパイラルにハマり込み、血液はますますドロドロ。
血流障害と低体温は同時に起こりますので、
低体温は弱った細胞の機能をさらに低下させ、
どんどん回復を遅らせていくのです。
これが、「低体温は血液をドロドロにする」と言われる所以です。
体温を上げれば血はサラサラになる!
ドロドロ血を改善するためには、水分を多く摂ることと
コレステロールを抑えた食事を心がけることが効果的だと言われています。
しかし、体温を上げる=低体温を改善することも非常に重要!
低体温が改善すれば代謝がUPし、滞っていた血流もスムーズになります。
血管細胞の新陳代謝も促進され、血管の働きも復活!
血液がサラサラになれば細胞に必要な栄養を届ける機能もよみがえり、
細胞も活力を取り戻して生き生きしてきます。
水分を補給しつつ低体温を克服する方法としてオススメなのが、
50℃程度の白湯を飲むことです。
朝起きてすぐに冷たい水を飲んでいる方も多いかもしれませんが、
冷たい水は身体を冷やします。
その点、白湯は、身体を温めて内臓の機能亢進を促し、
同時に血液をサラサラにする効果があります。
ちなみに、お茶やコーヒーは身体を冷やす作用があるため
あまり好ましくありません!
「お湯なんて、味気ない…」と思われるかもしれませんが、
あなたの身体に底知れないパワーをもたらす魔法の飲み物なんですよ☆
ぜひ、お試しあれ。