低体温のことがよくわかるサイト

正しい睡眠で低体温を改善しよう

あなたの睡眠時間は何時間?

みなさんの平均睡眠時間はどのくらいでしょうか?
朝早く出勤して夜中まで残業…という過酷な毎日を送っている方の中には、

「3〜4時間」という方も珍しくはないでしょう。

 

確かに、仕事に忙殺されると、最初にしわ寄せがくるのは睡眠の時間です。
寝る時間を削ることくらいしか、1日を長くする方法はありませんよね(笑)。

 

しかし、医学的に「健康に良い」とされているのは1日7時間以上の睡眠。
ノンレム睡眠→レム睡眠→ノンレム睡眠の1サイクルが90分ですから、

これを4サイクルほど繰り返すのが理想的というわけです。
このくらいの時間なら、

目覚ましを使わずに自然に目覚められるというデータもあります。

 

実は、“自然に目覚める”ということは低体温を予防する上でとても重要!
「低体温で身体が冷えるので寝つきが悪い」という人もいれば

「睡眠不足が続いていたら低体温になった」という人もいますので、
「卵が先か鶏が先か」というレベルの話にはなってしまいますが、

体温と睡眠には非常に密接なつながりがあるんです。

 

“体温リズム”をご存知ですか?

もともと私たちの身体には、
「日が昇ったら起きて働き、日が沈んだら睡眠をとって身体を休める」

というリズムが内在しています。

 

現代社会では、夜勤など様々な就業形態があるので
「それは難しい」とおっしゃる方も多いかもしれませんが、

本来はそういった生活をするのが理想的なんです。

 

実際、人の身体は日中体温が高く、夜になると体温が下がります。
睡眠中は、体温が低くなり、

夜明けには体温が上昇して活動できる状態になるのです。

 

低体温の方は、日中と夜の体温差が小さくなってしまうために、
睡眠の質が下がってしまうんですね…。

 

残念ながら現代社会は、生活習慣の乱れなどから
この“体温リズム”に背いて生活せざるを得ない方が多いのです。

 

「眠れない」「寝つきが悪い」「熟睡できない」といった睡眠障害も、
元をたどればこの“体温リズム”が乱れていることが原因といえるでしょう。

 

このリズムを司っているシステムを“自律神経”といいますが、
自律神経の働きが乱れると低体温だけではなく様々な病気を引き起こしてしまいます。

 

低体温になると免疫力(自分で自分を守ろうとする身体のチカラですね)
まで下がってしまいますので、

軽微な症状でいくと風邪を引きやすくなったり、
重篤な症状だとガン細胞を活性化させてしまったり…。

 

低体温を予防&改善する意味でも、
質の良い睡眠をとることがとても大切なのです。

 

正しい睡眠のとり方とは

では、低体温を予防するための“正しい睡眠”とは
一体どんな眠り方を指すのでしょうか?

ただ寝るだけではダメなのでしょうか?

 

ここでは、普段何気なくやってしまいがちなNGポイントを
いくつかご紹介してみましょう。

 

 

寝る時は真っ暗な状態で!

脳の“松果体”という部分は、網膜を通して敏感に光を感じ取ります。
光を感知できなくなると、

睡眠を促進する“メラトニン”と呼ばれるホルモンを分泌するのですが、
明るい状態だとこのホルモンが分泌されません。

これでは睡眠の質が落ちてしまいます。

 

 

睡眠をとる時は横になろう

どんなに忙しくても、ソファーやイスに座ったままで眠るのはNGです!
骨を重力によるストレスから解放してあげることも睡眠の重要な目的の一つです。

 

 

睡眠薬は使用しない

睡眠薬は、交感神経を刺激するものと副交感神経を緊張させるものとに分かれます。
いずれもやがては“中途覚醒”や“早朝覚醒”に悩まされる元になりますので、

薬には頼らないほうが無難です。
昼寝を我慢したり、運動不足を解消したり、

寝る前にゆっくりとお風呂に入って体温を上げてやれば、
自然と眠れるようになるでしょう。

寝る前に白湯を飲むと、身体が温まりよく眠れます。

 

 

就寝直前は食事をしない

胃に物が入っている状態で眠りに就くと、骨や筋肉の成長や脂肪の分解を促進する
“成長ホルモン”が分泌されにくくなってしまいます。

こうなると、中性脂肪を蓄積させる原因に…。
「ダイエットするなら22時以降は物を食べるな」というのは

理にかなった教えというわけです。

 

 

1度目が覚めたら、二度寝はしない!

寒い朝は、布団から起き上がらずにゴロゴロしていたいものですよね(笑)。
しかし、せっかく身体が体温を上げる準備を整えてくれたのですから、

1度目を予防・改善する上で効果的なのです。