ガン細胞は低体温が大好き!
低体温はガンの温床
「私、体温低めなんだ〜」
「ホントだ!手がすっごい冷たい!」
…電車の中で、若い女性のこんな会話を耳にしたことがあります。
軽く考えがちな“低体温”ですが、
実はとても怖〜い症状だということを、
おそらく彼女たちは知らないのでしょう…。
実は、低体温の人はガンを発症しやすいというデータがあるんです。
ガン細胞は、酸素を必要としない
「嫌気性代謝」という方法でエネルギーを獲得しますので、
酸素の少ない場所、温度の低い環境で活発に増殖します。
つまり、体温が高いよりも低体温のほうが好都合というわけ!
実際、「心臓ガン」って、聞いたことがありませんよね?
これは、心臓が身体の中でも体温が高い場所に位置しているからなんです。
これに対して、胃、大腸、子宮、乳房など冷えやすい場所には
ガン細胞が増殖しやすいと言われています。
ガン細胞は「特に35℃台の低体温で最も活発化する」
ということが明らかになっていますので、低体温の方は要注意★
健康な人間は、ガン細胞を攻撃して増殖を防ぐ力を持っていますが、
低体温の人はこの力が低下していますので、
ガンを発症するリスクも高いのです。
そもそも、ガンってどんな病気?
ところで、ガンってどんな病気かご存知でしょうか?
ガンとは、簡単に言うと遺伝子の病気。
私たちの身体には、細胞の増殖を調整して
身体を健康に維持する機能が備わっていますが、
この調整機能を無視して無秩序に増え続けるようになってしまう病気です。
ガン化した細胞は周囲の組織を破壊しながら広がり続け、
やがては血液やリンパ管を通して他の臓器にまで侵入していきます。
これを、“転移”といいます。
(※非浸潤ガン、いわゆる良性の場合は、転移はしません)
ガンは、発生した組織により癌腫と肉腫に区別されます。
癌腫とは皮膚や粘膜、腺上皮などの上皮性組織から発生したもの。
肉腫とは骨や筋肉、結合組織、血管、リンパ組織などの
非上皮性組織から発生したものを指します。
ガン細胞は自律的に勝手に増殖を続け、止まることがありません。
本当に恐ろしい病気です…。
近年は、ガンと低体温の関係を指摘する著書も多く、
「体温を恒常的に上げて細胞レベルで健康を増進しよう!」
というメソッドも数多く出版されているようですので、
体温が低めの方は要チェックです☆
低体温と免疫の関係とは
ところで、なぜ、低体温で免疫力が下がると
ガンにかかりやすくなってしまうのでしょうか。
その鍵となるのが、リンパ球です。
リンパ球は白血球の約35%を占める物質ですが、
中でも特にNH細胞が重要です。
“生まれついての殺し屋”という衝撃的(!)な名前の通り、
活発にガンを攻撃してくれる細胞です。
ところが、自律神経のバランスが乱れて血液の循環に障害が生じると、
血行が悪くなって低体温になると共にリンパ球が減少。
当然、このNH細胞の働きも減少するわけですから、
ガンの増殖を許してしまう状態になってしまうのです。
さらに、低体温は病気の悪化を助長し、
体内環境を悪い方へ悪い方へと導いてしまいます。
まさに、悪循環…。
逆に、体温を一℃上げると免疫力は5〜6倍もUPすることが分かっており、
ガンを含むあらゆる病気になりにくい状態を保つことができます。
低体温を自覚している方は、
大きな病気になる前に体温を上げて免疫力を上げるべきです!