低体温と頭痛の関係
低体温だとなぜ頭痛になるの?
冷え性でお悩みの方はお分かりかと思いますが、
身体が冷えると身体のあちらこちらに異常が出てきます。
古来より“冷えは万病の元”と言われ、
健康増進のためには身体を温めるのが良いとされてきました。
しかし、最近は平熱が36℃を下回るという
“低体温”の症状に悩まされる人が増えています。
原因は、ストレスや食生活の偏り、運動不足、エアコンなど。
一口に低体温といっても、原因や症状は人によって様々ですが、
特に女性に多くみられるのが頭痛です。
肩こりに伴う頭痛や、
生理中の頭痛に悩まされている方も多いかと思いますが、
低体温からくる頭痛に苦しんでいる女性も多いのではないでしょうか。
これは、低体温によって血液の流れが滞っていることが原因。
「血流が悪くなって低体温になる」ともいえますし、
「低体温だから血流が悪くなる」とする説もありますが、
いずれにしても健常な人より血流が悪いのは確かです。
血液がスムーズに流れないと、
首筋や肩の筋肉は過度に緊張してしまいますし、
脳に酸素や栄養が十分に届けられなくなってしまいます。
その結果、脳はいわば“貧血状態”に…。
これが、頭痛の原因です。
鎮痛剤には頼らない!
風邪であれ、生理痛であれ、低体温であれ…
頭痛を鎮めるためにはついつい薬に頼りがち。
頭が痛い状態では仕事にも勉強にも集中できませんから、
「薬でなんとか治したい!」
と思うのは仕方がないことなのかもしれません。
しかし!
鎮痛剤には交感神経を刺激する作用があります。
これは、低体温の改善には逆効果!
かえって低体温の症状を悪化させることにもなり兼ねません。
低体温で頭痛に悩まされている場合は、
安易に薬に頼らないのがベターです。
薬は便利な物ですが、身体の自然治癒力を高めるという意味でも
できる限り“薬断ち”を心がけたいものです。
専門医に相談するのはもちろんですが、
まずは低体温を根本から克服することを考えましょう。
低体温は自律神経のバランスが乱れて
代謝や血液の流れに障害が生じている状態です。
食べ物や運動、毎日の運動などで身体を芯から温め、
血液の流れと代謝をUPさせましょう。
血流がよくなれば基礎代謝も活発化しますし、
脳にも酸素や栄養が届くようになって頭痛も緩和されますよ◎
脳トレより筋トレ!!
低体温と頭痛の問題に関連して、
ここで一つ、面白いデータをご紹介しましょう。
昨今は“脳ブーム”で、
脳を鍛える“脳トレ”なるゲームもヒットしているようですが、
実はボケ防止には脳トレよりも筋トレが効果的なんです。
これは、アメリカの研究機関で実証された事実。
高齢になると脳→筋肉への神経経路が衰えてしまいますが、
この神経経路を鍛えるタイプの筋トレを重ねると
ボケの防止&日常生活での事故防止につながるというのです。
具体的にどのようなトレーニングを行えば良いのかというと…。
スロトレのススメ
@30秒かけてゆっくりと腰を落とします
↓
A30秒かけてゆっくりと腰を元の位置に戻します
※@〜Aを、できるだけ呼吸の回数を減らして行います。
↓
Bこのスロースクワットを、無理なくできる回数だけ続けます。
↓
C慣れてきたら、10〜15回程度繰り返します。
ストロレは、脳の下垂体からの成長ホルモン分泌を促進し、
筋肉を増加させます。
筋肉が増えると、体温がUPして低体温が改善!
血行が良くなって頭痛も治り、さらにボケ防止にもなる!
筋トレをすると得することがたくさんありますよ♪
ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。