低体温のことがよくわかるサイト

低体温の人は低血圧?

低血圧の人は要注意!

「低血圧だから朝が弱くて…」という人、多いですよね。

 

低血圧は、心臓から身体の各所に送り出される血液の圧力が弱い状態。
筋肉で産生した熱を伝える力も弱くなっているため、

低血圧の人は低体温になりやすいと言われています。

 

朝起きられないのは、体温がなかなか上がらず
身体にスイッチが入らないせいなのかもしれません。

 

実は、血圧の調整も体温の調整も、
脳の視床下部という部分が司っています。

正確には、視床下部が交感神経に指令を出して
体温や血圧の調整を行っています。

 

このコントロール機能に異常が生ずると
当然、低血圧や低体温といった症状が…。

 

必ずしも低血圧=低体温とは限りませんが、
二つの症状の関連性が強いことは確かです。

 

いずれもぐっすり眠ることができなくなってしまうケースが多く、
睡眠の質が低下。

常に倦怠感や疲労感を感じながら毎日を過ごすことを余儀なくされている…
という方も少なくないようです。

 

低血圧は病気なの?

血圧というと、一般的に問題視されるのは高血圧。
高血圧は最高血圧130mmHG以上、

最低血圧が85mmHg以上の状態を指しますが、
生活習慣病をはじめとする様々な病気を招く原因と言われています。

 

これに対して低血圧は、最高血圧が110〜100mmHg以下の状態。
重い病気を招くわけではありませんので決して悪い状態ではありません。

 

ただ、体がだるい、疲れが取れない、立ちくらみがする、
食欲がない、意欲が湧かない…といった症状を伴うことがあり、

日常生活に支障をきたす場合があります。

 

病気ではありませんが、
毎日を元気に過ごすためには改善する必要があるでしょう。

 

低体温を改善することで低血圧の症状が緩和するケースも多いようですから、
体温を上げることは非常に効果的です。

冷たい食べ物や飲み物は極力避け、
身体を温めるようなものを積極的に摂取しましょう。

 

無理なダイエットも身体の代謝を下げることにつながりますのでNGです!

 

また、血液を押し出す力を強くするという意味では、筋トレが効果的です。
筋トレと言っても、わざわざジムに通う必要はありません。

スクワットや腹筋、ウォーキングなど、
自宅で手軽にできる運動でも筋肉は十分に鍛えられます。

 

低血圧、低体温で不調を感じている方は、
月並みですがバランスの良い食生活と適度な運動を心がけましょう。

 

子供の低血圧&低体温が急増中!

低血圧や低体温は、大人の女性に多いようなイメージがありませんか?

 

しかし、最近問題になっているのは子供の低血圧&低体温。
なんと、小中学生の10〜20人に一人の割合で

こういった症状がみられるのです。

 

朝から元気がなく、
「学校に行きたくない」

「学校には来たけど体調が悪い」
「午前中は授業に集中できない」

という子供が増えているのだとか…。

 

この原因は、空調の利き過ぎや親の過保護による自律神経バランスの乱れ。
交感神経よりも副交感神経が優位となる環境に育つ子供が多いことが原因なのです。

 

交感神経と副交感神経を総称して“自律神経”といいますが、
両者のバランスが崩れると自律神経の機能は乱れ、

体温調整や血圧のコントロールに支障をきたしてしまいます。

 

適度なストレスや刺激で交感神経を刺激することは身体にとって大切なことですが、
最近の子供は生まれながらに守られ過ぎた環境にいるケースが多いため、

自律神経のバランスが乱れがちなのです。

 

「かわいい子供を守ってあげたい」という気持ちは親として当然ですが、
赤ちゃんのうちから外の空気に触れさせたり

紫外線を浴びせたりすることも子供の身体にとっては大切なこと。

 

低血圧や低体温を改善するばかりではなく、
病気に対する抵抗力をつける効果もありますので、

過保護はほどほどにしましょうね!