低体温は女性に多い?
女性は低体温になりやすい構造!
冷え性が男性よりも女性の方に多いように、
低体温に悩む方は女性に多く見られるようです。
その理由は…ズバリ、女性の身体の構造にあります。
一つ目は、女性には「生理」があるということ。
毎月の生理の周期に合わせて高体温期と低体温期があり、
体温が低くなってしまう時期があるのです。
二つ目は、男性に比べて筋肉が少ないこと。
筋肉は熱を生み出す働きがありますので、
筋肉が少ないと必然的に熱を生み出す力も低くなってしまいます。
このように、女性には
もともと低体温になりやすい“素質”があると言っても過言ではないのです。
…とはいえ、高温期になっても体温が35度台なのは問題アリ!
それはれっきとした低体温です。
女性のみなさんは、
「もともと低体温になりやすい」という特質をしっかり自覚し、
日頃から体温を上げる努力をする必要があります。
身体を冷やさない、タンパク質をしっかり摂る、冷たいものを飲みすぎない、
ウォーキングなどで下半身の筋肉を鍛える…等、
日頃の生活の中で低体温を改善できるポイントはたくさんあるんですよ☆
低体温を助長している環境
既に述べたように、女性にはもともと
“低体温になりやすい”素質があります。
しかし、低体温を招いているのはそればかりではないんです!
日頃の生活パターンや、
あなたを取り巻く生活環境が大きく影響しているんですよ〜…。
ここでは、低体温を助長している原因について、
いくつか例をご紹介しましょう。
運動不足
上述のように、女性は筋肉が少ないために熱を作りだす力が弱いのです。
運動不足や無理なダイエット、肥満などで、
ただでさえ少ない筋肉がさらに減らしてしまうと、
それだけ熱を作る機能も低下しさらに体温を下げることになってしまいます。
血行不良
血の巡りが悪いと、身体の隅々まで熱を運ぶことができません。
また、熱を作りだすために必要な酸素もうまく運搬できなくなってしまいます。
血の巡りが悪い原因は、心臓のポンプの働きの低下や貧血、ドロドロ血など…。
夏場のエアコンや、冷たい物の飲みすぎ、
栄養バランスの乱れなどが血行不良の原因になっているケースも多いようです。
自律神経の乱れ
私たちの体温が一定に保たれているのは、自律神経が正常に機能しているから!
しかし、過度のストレスでホルモンバランスが乱れてしまうと、
自律神経の機能にも支障をきたします。
つまり、体温をコントロールする機能が低下し、低体温を招いてしまうのです。
特に女性は生理や妊娠、更年期…と、年齢と共にホルモンバランスが激動!
男性に比べて自律神経が乱れやすいのです。
低体温を防ぐためにも、ストレスをため込むのは厳禁です★
低体温を防いで“キレイ”を守れ!
低体温になると、身体の基礎代謝が落ちて太りやすくなってしまったり、
肌がくすんだりニキビができやすくなってしまったり…と、
百害あって一利なし!
ずっと“キレイ”でいるためにも、低体温はなんとしても改善したいものです。
実は、日頃の生活をちょっと変えるだけでも低体温改善に効果があります。
例えば…
食生活の改善
身体を冷やすような食材を避け、身体を温める食事をしましょう。
例えば、筋肉の元になるたんぱく質!
エネルギーを作る炭水化物!
ホルモンバランスを整えるビタミンE!
糖質の代謝を助ける作用のあるビタミンB!
貧血改善に効果のある鉄分!
具体的には、低脂肪の肉や豆、レバーやいわし、卵、ひじきなどが効果的です。
必要な栄養を過不足なく食事で摂取するのが理想的ですが、
どうしても足りなくなってしまう栄養素は、
サプリメントなどを利用して上手に補いましょう!
ドラッグストアに行けば、1000円以下で購入できるものもたくさんありますよ◎
身体を冷やさない
寒い冬でも身体を冷やさないために効果的なのが、マフラー!
首は身体の中でも冷えやすい場所なので、
外出の際は熱を逃がさないようにマフラーでガードしてください。
また、腰の冷えも低体温の大敵!
「ダサい」なんて言わずに、
腹巻&毛糸パンツで腰やお腹をしっかり温めましょう。
また、キツイ下着やジーンズも感心しません。
なぜなら、血行を悪くしてしまう一因になるからです。
ここ数年はタイトなファッションがもてはやされがちな風潮がありますが、
低体温を防ぐという意味では身体を締め付けるようなオシャレはNGです!
エアコンの温度にご注意☆
夏場、暑いからといってエアコンに頼り過ぎてはいませんか?
エアコンで身体を冷やしてしまうと、自律神経の機能が低下してしまいます。
「会社のエアコンがキツイけど、どうしようもない…」
という女性も多いと思いますが、
カーディガンを着たりショールで脚を温めたり、
お風呂に長く入って冷えた身体を温める…など、自分で自分を守りましょう!
低体温を防ぐには、自分で自分の身体をいたわることが大切なのです。
ストレスを溜めない
低体温とストレスは、一見無関係に思えますが、関係大アリ!
ストレスは自律神経の機能を乱す原因になります。
ホルモンバランスを乱さないためにも、ストレスをため込まないことが大切です。
自分なりのストレス発散法を見つけて、ストレスを上手に付き合いましょう。