アンチエイジングと低体温
低体温は老化を加速する!
女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、
冷え性や低体温になりやすいと言われています。
これに拍車をかけるように、現代社会は、
空調の効き過ぎた部屋で過ごす時間が長かったり、
食生活が乱れがちだったり、運動する時間が少なかったり…。
私たちの毎日には、低体温を発症するリスクがいっぱいです!
これは、女性にとっては忌々しき問題。
なぜなら、低体温はアンチエイジングの敵だからです。
低体温になると基礎代謝が下がるために身体に脂肪がつきやすくなり、
お肌のターンオーバーも乱れがち。
老化スピードがみるみる加速するんですよ〜…。
ある程度の年齢になると、女性はアンチエイジングのために
あれこれ頑張り始めるわけですが、
低体温を改善しなければ満足のいくような効果は期待できないでしょう。
具体的には、平熱が36℃以下の方は要注意!
本気でアンチエイジングを望むなら、体温を上げる努力をしましょう。
アンチエイジングの敵は“活性酸素”
ところで、アンチエイジングを語る上で外せないのが、
“活性酸素”の話です。
活性酸素は非常に強い酸化力を持っており、
増え過ぎると遺伝子を破壊したりガンの原因を作ったり…
と様々な悪さをします。
実はこの活性酸素の発生にも、低体温が深く関わっています。
私たちの体温は、自律神経によってコントロールされていますが、
この自律神経のバランスが崩れると低体温となり、
血液中の顆粒球が過剰になってしまいます。
顆粒球は多量の活性酸素を作ってしまう上、
この活性酸素を処理する酵素も低体温ではうまく働いてくれません。
こうして、低体温の身体の中には活性酸素が増えてしまい、
アンチエイジングの邪魔をするというわけ!
活性酸素は、皮膚の弾力を保つたんぱく質コラーゲンを破壊したり、
“老化色素”と言われる“リボフスチン”という物質を作って
細胞の動きをストップさせたり…。
やがて皮膚のハリがなくなり、シワを作る原因にもなります。
まさに、アンチエイジングの大敵ですね!!
アンチエイジングに効果的な美容法
低体温は老化を加速させますが、
逆に、体温を恒常的に上げることができれば若返ることも可能です!
そこでオススメなのが、体温を上げる入浴法。
「温冷交代浴」という入浴法なら
無理なく低体温を改善することができ、アンチエイジング効果もばっちり♪
具体的には、文字通り「温」「冷」を交互に繰り返す入浴法です。
「温浴」の効果
血行が促進され新陳代謝が活発になり、
老廃物や疲労物質の除去が促進されます。
また、カラダを休ませる“副交感神経”が優位になるため、
血管が開き心身ともにリラックスできます。
「冷浴」の効果
新陳代謝の低下や血管の収縮が起こりますが、
その後の温浴効果で血管が拡張し血流が増加。
毛細血管が拡張したり収縮したり…を繰り返すことで、
末端の血流量をアップすることができるのです。
また、温度差による刺激で、
低体温の原因である自律神経のバランスを整えることができます。
また、温・冷を繰り返すことで肌も伸縮を繰り返します。
このため、汚れが落ちやすくなるという利点があるんです。
温冷交代浴の具体的方法
@41℃の湯船に10分ほど浸かって身体を温める
↓
A体を洗い、また5分ほど湯船に浸かる。
湯船の中で歯磨きや顔のマッサージなどをするもよし!
↓
B湯船から出て、冷たいシャワーを浴びる
↓
C温かいお湯をかける
↓
DB、Cを交互に繰り返す
↓
E最後に冷たい水を浴びる
入浴後は、靴下を履いたり温かい羽織物を着たりして
身体を冷やさないように気をつけます。
白湯を飲むと、水分を補給しつつ身体を温められて効果倍増!
自宅で簡単にできる温冷交代浴で、
今日からアンチエイジングに励みましょう☆